「日の丸・君が代」の強制はやっぱり憲法違反！

　私たちは、東京の教職員を中心とした個人・有志です。「日の丸・君が代」の強制に抗して処分された仲間もいます。私たちは今の情勢をなんとしても変えたいと思っています。

　教育基本法は、決して古くはありません。教育基本法が有るから「いじめ・不登校・学校の荒れ」が起こるのではありません。むしろ、教育基本法の精神がないがしろにされている事が原因です。これら教育の課題の本当の原因は、人を蹴落とすような学力中心の厳しい競争と、不公平で格差が固定化された社会が作り出しているのです。今審議されている教育基本法の改悪案が可決されると、児童・生徒たちはさらに厳しい競争に駆り立てられ、国からの一方的な価値感を強制されて、感情を持たないロボットのような人間となってしまいます。

　先の９月２１日の予防訴訟の判決は「日の丸・君が代」の強制とによって、教育基本法はもっとも必要な時に機能しました。国家が教育内容を支配して、各個人の価値観や歴史観まで介入しようとしている今こそ､教育基本法の有効性・必要性が有ることが証明されました｡だからこそ、私たちはなんとしても教育基本法の改悪を阻止したいと思っています。

　私たちは、教育基本法の意義と、改悪反対の意志を表すために、国会前での「リレーハンスト＆座り込み行動」を提起します。やむにやまれぬ思いを持った多くの方がさまざまな行動をしています。全国でたたかう仲間がいます。この行動に呼応して、広島でも２１日から原爆ドーム前で連帯ハンストを行なうと連絡が入りました。この国会前での行動を、みんなをつなぐセンターにしたいと思っています。ともに廃案に向け自分に出来るアクションをしていきましょう。